無免許運転で東名高速道路に転落する事故を起こし、子供2人を放置したうえ逃げた男が逮捕された事件。 3日、新たな動きがありました。 警察は事故後、男をかくまった疑いで押田矩子容疑者(34)を逮捕しました。 捜査関係者によりますと、押田容疑者と、2日に無免許運転などの疑いで逮捕されている榑林容疑者は、交際関係にあったとみられています。 榑林容疑者の運転する車は柵を突き破り、高速道路に転落しました。 事故直後の車はフロント部分が激しく壊れ、後部座席にはチャイルドシートが見えます。 この車には2人の小学生が乗っていました。 事故直後に撮影された写真を見ると、壊れた車のすぐ近くに2人の子供が並んで座っているのが分かります。 現場を目撃した男性は、榑林容疑者が子供たちをその場に置き去りにする様子を目撃したといいます。 目撃者: 高速道路からここまではい上がってきて、そのまま向こうに歩いて行った。子どもたちを置いて「そこにいろよ」と言って。携帯で電話して僕と二言くらい話して、ずっと向こうまで歩いて行って。 事故を起こし、無免許運転などで逮捕された榑林容疑者。 高速道路の路側帯に2人の小学生を放置して逃げたことは罪に問われるのでしょうか。 橋下綜合法律事務所の松隈貴史弁護士は「高速道路脇という非常に危険なところに置き去りにしているという形。道路交通法違反だけではなく、保護責任者遺棄も警察は視野に入れて動くのではないか。保護責任者遺棄だと、3カ月以上5年以下の拘禁刑という形になる」と指摘します。 警察は、榑林容疑者が押田容疑者の車を運転し、事故を起こした可能性もあるとみて調べています。