「クジアーマー」で地域の防犯と交通安全を啓発 岩手・久慈警察署がロゴマーク制作

岩手県の久慈警察署では防犯と交通安全を啓発するため、かわいらしく親しみやすいオリジナルのロゴマークを制作しました。 北限の海女と治安を守るよろいをかけたその名も「クジアーマー」です。 久慈市が誇る北限の海女のかわいいイラスト、そのとなりには重厚感のある「南部ダイバー」の潜水スーツが描かれています。 実はこのイラストは久慈警察署が5月に制作した「クジアーマー」というロゴマークです。 交通安全を呼びかけるチラシにプリントされ、現在(6月3日時点)久慈署管内で配布されています。 考案したのは明るい性格と得意のジョークで署員から愛されている後藤俊生署長です。 多くの人に親しみを持ってもらえるロゴマークをつくりたいという思いから、持ち前のユーモアを活かし「クジアーマー」を考案したと話します。 久慈警察署 後藤俊生署長 「地域の安全を守るよろい・甲冑としての『アーマー』、『北限の海女』と『アーマー』をかけて『クジアーマー』をシンボルにしたいと思った」 イラストを手がけたのは交通課の八木秀行係長です。 目撃者の証言に基づき犯人の顔を絵にする「似顔絵捜査官」でもあり、今回その経験をいかしました。 久慈警察署交通課 八木秀行係長 「機動隊の装備や逮捕術の防具を考えたけど、(イメージが)ちょっと固くなるところもあったので『南部ダイバー』を甲冑にデザインしてみた」 後藤署長によりますと、管内は犯罪の発生件数は落ち着いている一方、多額の金がだまし取られる特殊詐欺被害などが発生しているということです。 このため後藤署長は「クジアーマー」を防犯と交通安全のシンボルとして浸透させ、地域一体となった治安維持を進めたいとしています。 久慈警察署 後藤俊生署長 「自治体・企業・個人と協力をしあって手を携えて活動していきたい」 久慈警察署は今後、企業や個人に「クジアーマー」のステッカーなどを配り、防犯と交通安全の意識付けにつなげたいとしています。

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