約1年2か月ぶり代表復帰の佐野海舟「危機感しかない。なるべく早く自分の武器を試合で…」代表定着へ意欲

サッカー日本代表は3日、オーストラリア西部・パース市内の練習場で、26年W杯アジア最終予選・オーストラリア戦(5日、パーススタジアム)に向けた練習の2日目を行った。 昨年1~2月のアジア杯以来の代表活動となるMF佐野海舟(マインツ)は、主将の遠藤や、今回は未招集の守田、田中碧らとのボランチ争いで存在感を示すためにも今回の活動が重要なアピールの場となる。それだけに「(代表で)自分もほとんど試合も出られていないですし、危機感しかない。なるべく早く自分の武器を試合で出せることだけを考えてプレーします」と意欲を示した。 今回は弟の航大(NEC)とともに19年ぶり(06年、佐藤勇人・寿人以来)の兄弟同時選出となったが、「しゃべりはしましたけど一選手同士なので、自分のことで精いっぱいですし、自分のことだけを考えてやらないといけないと思っている。航大もそれは同じように思っていると思う」と、まずは自身のプレーを発揮することに集中している。 佐野は昨年7月に不同意性交容疑で逮捕され、その後、不起訴となっていた。5月28日には、騒動後、初めて国内で取材に応じ「自分の行動によってたくさんの方々にご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪し、代表での再スタートを図る。加入1年目だったマインツでは全試合に先発出場し、今季ドイツ1部全選手でトップの総走行距離393・7キロを記録した運動量と対人守備の強さをアピールする。

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