今年1月、北海道江別市の自宅で、小学生の息子に暴行を加えけがをさせた疑いなどで、30歳の母親と29歳の父親が逮捕されました。 警察によりますと、江別市に住む派遣社員の母親(30)は、11月24日午後10時ごろ、自宅で小学生の息子の腹を両足で踏みつけ、顔をビンタするなどの暴行を加えけがをさせた傷害の疑い、また、会社員の父親(29)は、暴行を止めず、息子を助けなかった傷害ほう助の疑いが持たれています。 息子は、頭や顔に全治1週間から2週間のけがをしました。 息子が暴行を受けた4日後、児童相談所が「小学校に通う男児が母親から暴力を振るわれているようだ」と警察に通報。 警察が、裏付け捜査を進め、事件の約4か月後に2人を逮捕しました。 警察の取り調べに対し、派遣社員の母親(30)は「言うことをきかないので、暴力を振るいました」などと話し、会社員の父親(29)は「暴力を振るわれても仕方ないと思って止めませんでした」と容疑を認めているということです。 警察によりますと、父親は、母親の再婚相手だということです。 警察は、日常的な暴力がなかったかどうか捜査を進めています。