「保護犬を救いたい」などとうそを言い、知人女性から現金17万円をだまし取ったとして、奈良県警は自称タクシー会社役員の男を逮捕されました。 4日、詐欺の疑いで逮捕されたのは、奈良市に住む、自称タクシー会社役員の男(52)です。 男は去年9月、知人女性(22)に、 「殺処分される保護犬を救いたい。購入するのに17万円貸してほしい」 などと言い、現金17万円を自分の口座に振り込ませ、だまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、お金を入金した翌日から男と連絡が取れなくなり、その後も音信不通が続いたため、今年2月、女性が警察に被害届を出しました。 男は、実際に動物の保護活動をしていたといい、女性は 「(その点を)信用してしまい、お金が返ってくると思っていた」 と話しているということです。 男は、警察の調べに、「17万は受け取ったけど借りただけ」と容疑を否認しています。 警察は、余罪についても捜査を進めています。