2憶2千万円の高級腕時計を騙し取ったか 会社役員の男(40)を逮捕 オーダースーツなどの事業を手掛ける「詐欺をするつもりでやったわけではない」と否認

2憶2千万円の高級腕時計をだましとった疑いで、京都府警は5日、会社役員の男を逮捕しました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、京都市南区の会社役員・小松直哉容疑者(40)です。小松容疑者は、去年9月30日、知人の男性(54)が2憶2000万円で購入した海外製の高級腕時計を転売する際、転売で得る利益と購入代金を支払うと説明していたにも関わらず支払わず、だまし取った疑いがもたれていいます。調べに対し「詐欺をするつもりでやったわけではありません」と容疑を否認しています。 警察によりますと、小松容疑者は被害にあった知人男性に対し、2億3000万円で腕時計を転売予定と言い、購入価格にくわえ利益の1000万円のうちの半分・500万円を支払う約束をしていました。しかし実際には腕時計を2憶3000万円で買い取る希望者はおらず、1億9800万円で売却。そのうち、1億4500万円は男性に支払われましたが、購入代金の残り7500万円と利益500万円分は支払われなかったということです。 去年12月、被害にあった男性が警察に相談したことから事態が発覚しました。 小松容疑者は、大阪市中央区のオーダーメードスーツの事業などを手掛ける会社の代表取締役で、債務をかかえていたということで、だまし取った金は支払いにあてていたとみられるということです。 警察は他にも余罪があるとみて、詳しい経緯などを調べています。

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