大分市内の自宅に母親の遺体を遺棄していた罪で57歳の男が5日起訴されました。警察は年金を不正受給した詐欺の疑いでも立件を視野に調べを進めています。 死体遺棄の罪で起訴されたのは、大分市大平の無職・小野忠浩被告(57)です。 起訴状などによりますと、小野被告は去年10月、自宅で同居していた当時90代の母親の遺体にブルーシート2枚をかぶせてその上にコンクリートブロックを置いて隠し、遺棄していた罪に問われています。 去年12月親族から母親の行方不明届が出され、警察が5月15日に自宅を捜索したところ床下から白骨化した遺体が見つかっていました。 小野被告は母親と2人暮らしで、逮捕後の警察の調べに対し「遺棄したことに間違いありません」と事実関係を認めていました。 警察は小野被告について母親の年金を不正受給した詐欺の疑いでも立件を視野に調べを進めています。