不動産所有者になりすました男らが売買代金名目で14億円あまりをだまし取ったなどとされる「地面師事件」で、対象となった不動産は、大阪・ミナミの一等地にあるビルだったことが分かりました。 東大阪市に住む福田裕容疑者(52)ら2人は、大阪市内の不動産の所有者になりすまして、男性2人からビル3棟などの売買代金名目で、約14億5000万円をだまし取ったなどとして逮捕、送検されました。 その後の警察への取材で、売買の対象となった不動産は、インバウンド需要などで地価の高騰が進む、大阪・ミナミの3棟のビルだったことが新たに分かりました。 警察は福田容疑者らが、買い手の付きやすい不動産を所有する会社を舞台に事件を計画したとみて調べています。