“今度ハノイ一緒に行こう” ベトナムガールズバー摘発 従業員は留学生 「日本語話せるため積極的に採用」 警視庁

東京都内のベトナムガールズバーが警視庁に摘発されました。店内での女性たちのやりとりから違法な営業の実態が見えてきました。 午後9時をまわった都内の繁華街。 「ベトナムバーです。こんばんは」 「2000円、飲み放題」 看板を手に声をかけてきたのは、ベトナムの民族衣装「アオザイ」姿の女性たち。女性の誘いで店の中に入ると…。 「乾杯しよう、お兄さん。モッハイバーヨー(乾杯)」 「ハノイに行ったことがないよ、私。今度一緒に行こう」 客の隣で手拍子をするなどカラオケで盛り上がる姿も。この店に…。 記者 「いま、警視庁の捜査員が家宅捜索を終え出てきました」 警視庁が摘発したのは、文京区のベトナムガールズバー「LAM」。無許可で接待を伴う営業をしたとして、経営者のグエン・ラム容疑者(30)ら3人が逮捕されました。いずれも容疑を認めているということです。 本来、キャバクラのように、客のそばで接待を行う店では留学ビザで入国した外国人が働くことは禁止されていますが…。 ディン容疑者 「留学のために日本に来たよ。(Q.日本語学校?)そうそうそう。いま専門学校に入ったよ」 警視庁によると、この店では日本語が話せる従業員を集めるため、積極的に留学生を採用していたとみられるということです。 警視庁は、入管難民法違反の疑いも視野に捜査を続ける方針です。

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