大阪地検トップの検事正だった男が、部下の女性検察官に性的暴行を加えた罪に問われている裁判の初公判で、男は、起訴内容を認め、謝罪しました。 被害者の女性検察官は、事件の悲痛な胸の内を涙ながらに語りました。 【被害者の女性】「被害を受けてから約6年間、本当にずっと苦しんできましたので、なぜもっと早く罪を認めてくれなかったのか。認めたとしても、私の処罰感情が和らぐはずもありません。(被告は)検察組織や検察職員を人質にして、私に口止めをして、公にされたら死ぬと脅され、私は被害申告できませんでした。(裁判では)6年間がずっと頭の中をグルグル回りながら検察官の冒頭陳述や証拠調べの説明を聞いていました」 元検事の上司から受けた性被害事件から6年。25日、ようやく初公判を迎え、被害者の女性がその悲痛な胸の内を明かしました。