当時高校生だった女性にわいせつな行為をしたとして警察官と住職の男2人が逮捕、交際相手に捜査情報をもらしたとして、男性巡査長が書類送検されました。 県警察本部長が陳謝しました。 青森市で開かれた県下警察署長会議。 県警察本部の小野寺本部長が、訓示とともに不祥事を陳謝しました。 ★県警察本部 小野寺健一本部長 「法の執行者としてあってはならない行為であり警察本部長として重く受け止めております」 「被害者およびご家族、そして県民の皆様に深くおわび申し上げます」 逮捕されたのは、県警機動隊の警部補で青森市浜田の佐々木淳容疑者53歳と、むつ市美里町の住職 水野良章容疑者46歳です。 2人は共謀のうえ、去年11月20日県内のレンタルルームで当時高校生だった女性に、同意を得ることなくわいせつな行為をした疑いが持たれています。 警察によりますと、容疑者2人はインターネットの掲示板を通じて知り合い、水野容疑者と被害女性はアプリを通じて知り合ったということで、3人が直接会うのは事件当日が初めてでした。 佐々木容疑者は容疑を認めていますが、水野容疑者は一部否認しています。 一方、県南地方の警察署に所属する20歳代の男性巡査長は、去年12月個人のスマートフォンで捜査に関する情報を当時の交際相手に送ったとして、地方公務員法違反の疑いで書類送検されました。 聞き取りに対して「気を引くためにやった」と説明したということです。 また、この巡査長はことし2月知人の男性の首をつかむなどしたとして暴行の疑いでも書類送検されています。 本部長訓戒の処分を受けたあと、依願退職したということです 小野寺本部長は信頼回復にむけて職務倫理のさらなる浸透を図るよう指示しました。