「ママ、ペドフィリア(小児性愛)ってなに?」――8歳の少女が母親に尋ねたことを契機に、継父(31歳)による長期にわたる性的虐待の実態が明らかとなった。娘の問いに不安を抱いた母親は、言葉の意味を説明しながら、娘が「パパが私にするの」と告白するのを聞いて絶望した。継父は弱者に対する強姦罪で現行犯逮捕されたと5日付G1などが報じた。 事件は4日、南東部ミナス・ジェライス州ウナイ市で発生した。警察によると、娘が「ペドフィリア」という言葉の意味を知りたがることを不審に思った母親は、会話の中で性的虐待の事実を突き止め、絶望と同時に恐怖を感じ、直ちに病院に連れて行ったという。 被害者の治療にあたった医療関係者と児童相談所が連帯し、警察に通報した。継父による虐待は2年以上続いており、母親が寝ているときや仕事で外出している隙に犯行が行われていたという。 母親は娘から加害者による性行為の詳細を聞き出し、さらに、9歳の兄がその現場を目撃していたことも判明した。さらに、加害者は子どもたちにポルノビデオを強制的に見せていたという。少女と兄は加害者から脅迫され、プレゼントを口実に誰にも何も話すことができなかったという。 母親と加害者の男は7年間連れ添っており、男は子供たちに対して穏やかで愛情深い人物に見えたという。母親は、娘の行動からは変化に気づくことはなかったと話している。