「このままだと逮捕される」。愛媛県松山市の高齢男性が警察などを名乗る男に携帯電話でウソを言われ、保釈金を口実に現金200万円をだまし取られました。警察が被害届を25日に受け特殊詐欺事件として捜査しています。 被害にあったのは松山市に住む無職の男性(70代)です。警察によりますと男性は10月14日、携帯電話会社の社員を名乗る男から携帯電話にかかり「警察から事件について電話がある」と言われました。 このあと大阪府警を装う男と検事を名乗る女から「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われている。このままでは逮捕される」「保釈金を払うと逮捕が延期されます」と電話でウソをつかれ、15日と16日に現金200万円を指定された口座に振り込みだまし取られました。 男性は振り込んだあとに相手と連絡がとれなくなり、ネットで調べると同じ手口が詐欺と書かれていたため、だまされたことに気がつきました。 警察は特殊詐欺事件として捜査していて、警察が調査を口実に現金の振り込みを要求することはないと注意を呼びかけています。