70代男性を暴行死させた韓国の中学生、現在も不拘束状態で高校生活…母親の「釈明」投稿に批判殺到

【06月10日 KOREA WAVE】韓国全羅南道の農村で昨年、70代の隣人男性を暴行し死亡させた中学3年の男子生徒が、現在も不拘束のまま高校生活を送っていることが明らかになり、遺族と世論の怒りが広がっている。 JTBCの番組「事件班長」は5月30日、被害者の娘からの追加情報を報じた。娘は「加害者は今も不拘束状態で調査を受けており、家族も過ちを認めず、減刑のことばかり考えている」と強く非難した。 また、5月放送されたMBC「実話探査隊」での、加害者の母親のインタビューも再び注目され、世間の怒りを呼んでいる。 母親は「うちの子はそんなにおかしな子じゃない」「被害者が親と仲が良かっただけで、私たちとは親しくなかった」「(遺族が)なぜそこまでしてメディアに告発するのか分からない」と苛立った口調で語った。 この放送後、関連動画がYouTubeに投稿されると、母親と推定される人物がコメント欄で、ネットユーザーと激しいやり取りを交わした。コメントには「うちの子は今学校にも行けず苦しんでいる」「これは殺人じゃなく過失致死だ。発言には気をつけろ」と主張。また「今16歳未満の触法少年だ。名誉毀損で通報してやる」などと反発していた。現在、該当コメントはすべて削除されている。 一方、動画のコメント欄には被害者の娘本人も登場し、「触法少年の年齢は満14歳未満で、現在の加害者はそれに該当しない」「事件の容疑は暴行致死から傷害致死に変更され、すでに検察に送致された」と説明した。 さらに「加害者側は『過失致死』『弁償金を払えばいい』などと繰り返しており、反省の色はまったくない。『被害者はそもそも死にかけていた』『謝罪した』など、事実無根の主張で事件を歪曲している。虚偽事実の流布などによる二次加害として追加告訴した。和解の意思はなく、触法少年でもなく、必ず処罰されるよう最後まで戦う」と強い決意を述べた。 事件は2023年10月13日、全羅南道務安郡で発生。当時中学3年だった少年が、母親と口論していた70代男性に腹を立てて暴行を加え、死亡させた。警察は少年に対する逮捕状を申請したが、裁判所は「証拠隠滅や逃亡の恐れがない」として棄却した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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