「職場の女性を妊娠させた」息子名乗り電話、80代女性から200万円をだまし取った疑いで男2人逮捕(高知県警)

「職場の女性を妊娠させた」などという電話をして、高知市に住む80代の女性から200万円を騙し取った疑いで、20代の男2人が逮捕されました。匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の犯行で、他にも指示役の上位者がいるとみられます。 逮捕されたのは大阪府に住む無職の男(27)と住所不定無職の男(21)です。高知警察署の調べによりますと、男2人は2月16日から17日までの間、高知市に住む80代の女性から現金200万円を騙し取った疑いが持たれています。 2月16日に、息子を名乗る男から女性に「風邪を引いた」なとど電話がありました。翌日、再び、息子を名乗る男から電話があり、「職場の女性を妊娠させた」「職場の女性は400万円必要だと言っている」「200万円ずつ払ってもらいたい」「JR土佐一宮駅付近で弁護士に渡して」などと言われたということです。 女性は土佐一宮駅に向かい、駅周辺で「弁護士の関係者」として現れた男に、現金200万円を渡しました。帰宅途中、実際の息子から電話があり、詐欺に気づいたということです。 200万円を受け取った男は、市内の公衆トイレで、別の共犯者に現金を渡すなどしていて、周辺の防犯カメラの映像などから、男らの逮捕にいたりました。 27歳の男は回収役、21歳の男は受け子とみられ、匿名性の高いメッセージアプリを使って、指示役のもと、電話や現金の受け取りに動いたそうです。

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