今年4月、福岡県内の飲食店と隣接する空き店舗でアルバイトの面接のため訪れた30代の女性にいきなり胸を触るなどのわいせつな行為をしたり恐怖で拒絶できない状態にして性的暴行を加えたりしたとして、飲食店経営の53歳の男が逮捕されました。 男は、不同意わいせつの疑いについては容疑を認めているということですが、不同意性交等の疑いについては「同意があるものと思っていた」などと話し、容疑を否認しています。 不同意わいせつと不同意性交等の疑いで逮捕されたのは福岡市博多区に住む飲食店経営・三好直輝容疑者(53)です。 三好容疑者は4月21日の深夜、アルバイトの面接のため福岡県内の飲食店を訪れた30代の女性に対し (1) (不同意わいせつ容疑) 飲食店の敷地内でいきなり胸を触るなどのわいせつな行為をした疑い (2) (不同意性交等容疑) 飲食店に隣接する空き店舗に連れ込み、恐怖によって拒絶できない状態にして性的暴行を加えた疑い が持たれています。 事件後に被害女性の知人が「知り合いがバイトの面接に行った際、店長からキスをされた」などと110番通報して事件が発覚。 警察が防犯カメラの映像を調べるなどの捜査を進めた結果、三好容疑者が関与した疑いが強まりました。 警察によりますと三好容疑者は閉店後に被害女性の面接をして、店から女性を送り出す際に、犯行に及んだとみられていて、飲食店に隣接する空き店舗は、所有者から鍵を預かり管理を任されていたため、入ることができたということです。 取り調べに対し、三好容疑者は不同意わいせつの疑いについては「店の外でした性的行為は相手の同意なくしたものと認識している」などと話し、容疑を認めているということですが、不同意性交等の容疑については「空き店舗内での行為は同意があるものと思っていた」などと述べて容疑を否認しています。