携帯電話の契約者情報が記録された「SIMカード」を不正に契約したとして、警視庁が詐欺の疑いで、埼玉県川口市の会社員、松本圭太被告(51)、京都市の職業不詳、杉浦綾子被告(49)=いずれも詐欺罪などで起訴=を再逮捕し、新たに東京都北区の会社員、高久永紀容疑者(38)を逮捕したことが22日、捜査関係者への取材で分かった。 松本、杉浦両容疑者は、詐欺グループなどにSIMカードの回線を供給していた「道具屋」のメンバーで、松本容疑者は主犯格。他のメンバーを通じ、副業セミナーなどでSIMカードを不正契約させる「闇バイト」を勧誘していた。2人は令和7年6月以降、今回とは別の不正契約事件を巡り、詐欺などの容疑で逮捕、起訴されていた。 捜査関係者によると、捜査の過程で指南役とみられる高久容疑者が浮上。高久容疑者は2年ごろに松本容疑者と知り合い、道具屋の不正な業務を紹介。少なくとも7年6月ごろまでの5年間、松本容疑者から常時約1千~1500回線の提供を受けていたとみられる。データはフィッシングメールなどに悪用された可能性があり、警視庁は全容解明を急ぐ。 3人の逮捕、再逮捕容疑は2年6月、共謀し、東京都内の携帯電話販売店で、契約者自身が利用すると偽って回線を契約し、SIMカード2枚をだまし取ったとしている。