【ニューヨーク=本間英士】米西部カリフォルニア州ロサンゼルスで続くトランプ政権の移民政策への抗議デモを巡り、ロサンゼルス市警察は11日、市中心部の一部区域で10日から夜間外出禁止令が出されて以降、退去命令違反などで200人超を逮捕したと発表した。11日夜にもリトル・トーキョーなど一部区域で同様の外出禁止令が発出される見込み。 デモでは参加者の一部が暴徒化しており、同市中心部では混乱に乗じた略奪や暴行が夜間に発生。バス市長は夜間外出禁止令について、「連邦政府の対応次第だが、必要な間は続くだろう」として当面継続する方針を示した。 一方、AP通信は11日、トランプ政権が派遣を決めた海兵隊員約700人が現地入りしておらず、近郊の基地でデモ対応の訓練をしていると報じた。米主要メディアは10日、ロサンゼルスに到着したと伝えていた。