ミャンマー拠点詐欺、3人を再逮捕 1月だけで被害1億5千万円か

ミャンマーを舞台にした国際的な詐欺事件で、愛知県警は12日、ともに住居不定無職の石川翔紀(32)、谷地智成(22)の両容疑者=詐欺罪で起訴=と、名古屋市瑞穂区の高校生の少年(16)を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。3人の認否を明らかにしていない。 県警によると、3人がいたミャンマーの詐欺拠点では当時、9人の日本人が特殊詐欺の「かけ子」をし、このグループは今年1月だけで約1億5千万円の詐欺被害に関与した可能性があるという。 3人の再逮捕容疑は、仲間と共謀し、1月18日、横浜市旭区の会社員男性(32)に警察官などを装い「資金洗浄の容疑がかかっており、資産を照合する」などと現地からうその電話をかけ、現金435万円を口座に振り込ませたというもの。 少年は5月、別の詐欺容疑で逮捕されていたが、名古屋地検は今月12日、処分保留とした。(鎌形祐花)

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