20年間、留置施設へ弁当を届ける 島根・安来の社会福祉法人に感謝状

安来署の留置施設に2005年8月から約20年にわたって弁当を届けている安来市安来町の社会福祉法人せんだん会ワークセンターやすぎ(小山朋之施設長)に9日、島根県警本部長の感謝状が贈られた。 ワークセンターやすぎは障害福祉サービス事業所で、障害のある利用者21人、一般職員12人が毎日、シフトを組んで市内の独居高齢者や同署などに弁当を配食している。 贈呈式にはせんだん会の杉原建理事長(84)や県警本部の糸賀幹広留置管理課長が出席した。安来署の川岡浩之署長が小山施設長(60)に長年、納入に貢献したとの県警本部長感謝状を手渡した。 小山施設長は「新聞記事に毎朝目を通し、安来署の逮捕事案があった時には心構えをしている。今後も気を引き締めて対応したい」と話した。 せんだん会は2024年10月、同署や安来市と、日常業務の際に安否確認などの見守りや防犯の啓発に協力する協定を結んだ。杉原理事長は「感謝状を受け、地域貢献への思いを新たにした」と意欲を示した。

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