「メンズエステ」と称して性的なサービスを違法に提供したとして、三重県警は11日、風営法違反(無届け、禁止地域営業)などの疑いで、四日市市波木町、会社役員森康由容疑者(42)ら男女6人を逮捕した。 他に同法違反容疑で逮捕したのは同市城西町、露天商廣瀬政信(44)▽同市ときわ5丁目、メンズエステ店経営中野将志(30)▽同市西新地、従業員竹内愛華(22)▽愛知県東海市養父町、従業員竹本茉由(26)―の4容疑者。 5人の逮捕容疑は令和六年12月―今年3月、性風俗店の営業が禁止されている四日市市西新地と津市高茶屋小森町で、メンズエステ「リラシス」「ルアンジア」を営業。県公安委員会に届け出をせず、客に性的サービスを提供した疑い。 県警によると、店ではマンションなどの一室で、女性従業員が男性客に性的サービスを提供していたという。県警は5人の認否を明らかにしていない。県警は森容疑者が主導して多額の利益を得ていたとみて、資金の流れなどを調べている。 また、目的を偽って賃貸借契約をしたとして、県警は同日、詐欺(賃借権詐取)の疑いで、大阪府羽曳野市はびきの4丁目、会社員米村幸駿容疑者(28)を逮捕した。認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は令和5年9―10月、自身が居住すると偽り、メンズエステの営業に使う目的で四日市市内のマンションを借りた疑い。県警は米村容疑者と森容疑者らの関係を調べている。