移民抗議デモへの軍派遣、米国民の意見割れる=ロイター/イプソス調査

[ワシントン 12日 ロイター] – ロイター/イプソスの世論調査によると、移民取り締まりへの抗議デモに対応するため軍を動員するトランプ大統領の決定を巡り、米国民の間で意見が分かれている。 調査は11─12日に実施。抗議活動が暴力的になった場合、大統領は「街頭に秩序をもたらすために軍隊を派遣すべき」という見解を支持した回答者は約48%。反対は41%だった。この問題に関する意見は党派によって大きく分かれ、トランプ大統領の共和党員は圧倒的に軍隊派遣を支持したが、民主党員は断固反対した。 一方、ロサンゼルスの抗議デモに対するトランプ大統領の対応を支持すると答えた人はわずか35%だった。反対は約50%。 トランプ氏は州兵と海兵隊をロサンゼルスに派遣し、カリフォルニア州知事を含む民主党関係者を逮捕すると警告している。 ロサンゼルスでは一部のデモが暴徒化し、車に放火した。調査では46%がトランプ大統領の移民政策に反対する抗議活動は行き過ぎと回答。行き過ぎだと考えない人は38%だった。 抗議デモは、ニューヨーク、シカゴ、ワシントン、テキサス州サンアントニオなど、移民人口が多く、共和党よりも民主党に投票する傾向がある他の都市にも広がっている。 調査は全米の1136人が対象。誤差は約3%ポイント。

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