古市憲寿氏「現代日本で拷問…特別公務員暴行陵虐罪にも当たり得るのでは」留置場で手足拘束し排尿

社会学者の古市憲寿氏(39)が13日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。警視庁新宿署に強盗致傷容疑で逮捕された20代男性が、不必要に身柄を拘束されるなどして精神的苦痛を受けたとし、東京都に損害賠償を求めた訴訟について言及した。 この判決で、東京地裁は11日、「非人道的で違法だった」と認め、33万円の支払いを命じた。 判決によると、男性は2022年に逮捕、勾留された際、担当の警察官とトラブルになり、署の保護室に収容された。身体検査を理由に下着姿にされ、拘束具で手足や腰を強く固定されたまま約2時間留め置かれた。 篠田賢治裁判長は、保護室への収容後は抵抗する様子がなかったのに、拘束具を使ったのは「著しく不合理だった」と指摘。下着姿にし、トイレも許さなかったことで品位や尊厳を大きく傷つけたと判断した。 判決後に記者会見した男性の代理人の海渡雄一弁護士は「隠されていた重大な人権侵害が明らかになった」と話した。 警視庁は「主張が認められなかったことは残念。判決内容を精査した上で、対応を決める」とコメントした。 古市氏は「留置場で手足拘束したまま排尿、排便後に手で拭かせる 都に賠償命令」と題された記事を引用し「現代日本で拷問が起こっている。特別公務員暴行陵虐罪にも当たり得るのではないか。しかも推定無罪という考え方もないがしろにされている。この事件が氷山の一角でないといいけれど」とつづった。

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