米海兵隊200人ロス入り デモ対応、抗議激化の恐れ

【ロサンゼルス共同】米軍は13日、西部カリフォルニア州ロサンゼルスでの不法移民摘発を巡る抗議デモに対応するため、海兵隊員約200人が現地入りしたと明らかにした。隊員は同日、連邦庁舎の警護を開始した。6日に始まったデモは、トランプ政権による州兵派遣に反発して一部の参加者が暴徒化した。海兵隊員の現地入りで再び激化する恐れがある。 軍当局者によると、海兵隊員約200人は12日夜、ロサンゼルスの連邦庁舎に到着した。通常は海外に展開する海兵隊が国内のデモに対応するのは異例。海兵隊がデモ参加者らの拘束など、法執行に当たるには反乱法の発動が必要になる。トランプ大統領は10日、反乱が発生した場合は、反乱法を「間違いなく発動する」と述べた。 ロサンゼルス中心部の一部区域では12日夜も外出禁止令が出た。CNNテレビは警察の話として、13人が禁止令に違反したとして逮捕されたと報じた。ニューヨーク・タイムズ紙によると、ロサンゼルスでの抗議活動開始以降、全米各地で350人以上のデモ参加者が逮捕された。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加