「大切な子どもの命が奪われる…親にとって耐えられない」馬乗りで何度も刺され殺害された‥息子を失った父親 犯人捕まっても「被害者に解決はない」遺族の苦しい思い 2審の判決は6月20日《神戸高校生殺害事件》

去年5月、兵庫県芦屋市にある警察学校で、ある講演会が行われていました。その壇上で話をしていたのは堤敏さん(66)です。 2010年10月、神戸市北区の路上で、堤さんの息子、高校2年の将太さん(当時16)が何者かに首などを何度も刺され、殺害されました。その後、犯人逮捕につながる有力な情報がなく、捜査は難航。 堤さんたちは、長年にわたりビラ配りなどを行い、情報提供を呼びかけました。そして事件から10年以上たった2021年、事件当時17歳だった男(32)が逮捕されました。 事件当時未成年であったことから、少年法に基づいて被告は匿名で裁かれ、一審で懲役18年の判決が言い渡されました。その後、男が控訴し、大阪高裁で裁判が続いています。

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