総理官邸の近くなどで行われていたデモ活動に参加した際、警察官に暴行を加えて職務を妨害したとして、中核派の活動家の男女が現行犯逮捕されました。 氏名不詳の中核派の活動家の20代の女と70代の男は14日、東京・港区の路上で警備中の機動隊員の頬を殴打し、職務を妨害した疑いが持たれています。 警視庁公安部によりますと、2人は当時、アメリカ大使館や総理官邸の近くで日米安全保障条約などに対する抗議のため、およそ600人が集まるデモ行進に参加していました。 2人は機動隊員にデモを規制されたことに腹を立て、女は虎ノ門の路上で「やめろ」などと言いながら30代の機動隊員を殴打したとして、男は赤坂の路上で20代の機動隊員を殴打したとして現行犯逮捕されました。 機動隊員にけがはありませんでした。 取り調べに対し、2人は黙秘しています。 東京都内の中核派のデモで、逮捕者が出たのはおよそ4年半ぶりだということです。