30余人が死傷した昭和の「電車爆破事件」…25歳の犯人が「横須賀線」に時限爆弾を置いたあまりにも身勝手な動機

爆弾を使った無差別殺人事件――昭和40年代、全国で相次いだ悪質な事件に対し、警察は「捜査の王道」ともいえる「聞き込み=情報」と「鑑識=ブツの捜査」で犯人にたどり着いた。防犯カメラや電波による位置情報など、人物を特定・追跡するアイテムは飛躍的に進化した令和の時代だが、「捜査の基本は変わらない」と多くの現役捜査員は言う。昭和43年6月、神奈川県で起きた「横須賀線爆破事件」は、捜査員の地を這う努力の結果、犯人にたどり着いた事件だった。 (全2回の第2回)

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