囚人交換で釈放されたハマス戦闘員、イスラエルの空爆で死亡

Nidal al-Mughrabi [カイロ 3日 ロイター] – イスラエル人2人の殺害に関与したとして拘束され、囚人交換でガザに送還されたイスラム組織ハマスの戦闘員が3日、イスラエルの空爆で死亡したことが明らかになった。 殺害されたのはアブデルアジズ・サルハ氏で、医療関係者によると、ガザ地区中部ディールアルバラの避難民を収容する学校内でテントが空爆された。 イスラエルはコメントしておらず、同氏が狙われたかどうかは不明。 2000年にヨルダン川西岸のラマラで、警察署に連行されたイスラエル予備役兵2人が暴徒に襲われ殺された事件にかかわったとされる。01年にイスラエルに逮捕され終身刑を言い渡されたが、11年10月の人質交換で釈放された。 これとは別にイスラエル軍は3日、3カ月前にガザでハマスの幹部3人を空爆で殺害したと発表した。 ハマスの最高指導者ヤヒヤ・シンワール氏の側近であるラウィ・ムシュタハ、治安当局幹部サメハ・サラージ、ハマスの治安部隊司令官サミ・オデの各氏と明らかにした。 ガザ保健省はイスラエル軍の攻撃により、過去24時間にガザ地区全域で99人が死亡したと発表した。医療関係者らによると、北部ガザ市での空爆で5人が死亡し、中部ヌセイラトへの別の空爆で1人が死亡、数人が負傷した。

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