各地で相次ぐ高齢ドライバーの事故 身体機能の低下や認知の遅れ 「周辺視野」の低下にもご注意

各地で相次ぐ高齢者ドライバー事故についてです。 なぜ事故が起きてしまうのか?運転する際の注意点について考えます。 ■高齢者交通安全教室で参加者は・・・ 16日、飯塚市の自動車学校で実施された交通安全教室。 65歳から77歳までの高齢者、およそ20人が参加し、運転能力をチェックしました。 ●74歳男性「5〜6時間乗ってる。抜群ですね自分では」 しかし・・・ ●RKB 馬場遼之介記者「脱輪しそうになりました」 ほかの参加者でも切り返しなどに手間取る場面が見られました。 ■高齢ドライバーの事故は増加傾向 各地で相次ぐ高齢ドライバーの事故。 筑紫野市では5月19日、小学生の集団に70代の女性が運転する軽乗用車が突っ込み、男子児童など5人が重軽傷を負いました。 6月5日には福岡市東区で、道路を横断していた女性が乗用車にはねられ死亡。92歳の男が逮捕されました。 こちらは福岡市東区で起きた事故の直前の映像。画面右下から出てきたのが男が運転する乗用車です。 右側から軽ワゴン車が来るのが見えますが、スピードを上げてロータリーに進入。 この直後、減速しないまま女性をはねました。 男は「自宅に帰る途中でスピードが出て事故を起こした」と供述しているということです。 福岡県内では今年、高齢ドライバーによる事故が先月末までに1802件発生。 このうち、「アクセルとブレーキの踏み間違い」といった操作ミスによるものは前年同月比で28件も多い210件にのぼっています。 ■身体機能の低下認知・判断の遅れ「周辺視野の低下」にも注意 年を取ると避けられない、身体機能の低下や、「認知・判断」の遅れ。運転操作のミスと危険な点として挙げられるのが、「周辺視野」の低下です。 周辺視野とは前を見ている状態で見える部分のことで、この視野が狭くなることで標識や信号の見落としなどが起こりやすくなってしまいます。 ●73歳女性「難しかった、S字とかあんまりやらないちょっとね、そっちの方で落ちました」 ●77歳男性「見た感じコースが狭く感じるっていうんですかねここで学んだことを忘れんごとしてね、自分が事故を起こさないように」

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