複数若者ビル出入り 福島・トクリュウ事件、グループ関係か

「なりすまし詐欺」で埼玉県の高齢女性から現金100万円をだまし取ったとして、匿名・流動型犯罪グループ(通称・トクリュウ)のメンバーとみられる男ら3人が詐欺と盗みの疑いで逮捕された事件で、福島署などが家宅捜索に入った福島市のビルの1室に複数の若者が出入りしていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。県警はグループの関係者とみて捜査を進めている。 捜査関係者によると、グループを巡っては、ほかにも複数の少年が別の事件に関わっていた可能性がある。 逮捕された同市渡利字番匠町、飲食店経営の男(41)や同市御山字稲荷田、建設業の男(45)らが秘匿性の高い通信アプリで連絡を取り合っていたことも捜査関係者への取材で判明した。41歳男は郡山市の無職少年(15)に指示を出していたとみられる。 同署はグループの関係先として13日夜から9時間以上にわたり、同市万世町のビルを捜索していた。関係者によると、41歳男はビルに入居する飲食店の経営に携わっていたという。

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