「現金は渡していない」投票を依頼して期日前投票所に連れて行ったことは認める 大任町長選で買収の疑い

福岡県大任町の町長選挙をめぐり、特定の候補に投票した報酬として知人2人に現金を支払った疑いで逮捕された会社社長が、容疑を否認していることが新たにわかりました。 公職選挙法違反の疑いで18日に逮捕されたのは、福岡県大任町の土木建築会社社長、長藤優太容疑者(29)です。ことし3月、大任町の町長選挙をめぐり、特定の候補に投票した報酬として、知人2人に3万円ずつ支払った買収の疑いです。 再選した永原譲二町長の複数の後援会関係者は、長藤容疑者は永原町長の支援者だったと話しています。 捜査関係者によりますと、長藤容疑者は会社ぐるみで候補者を応援していて、投票を依頼して知人2人を期日前投票所に車で連れて行ったことは認める一方で「現金は渡していない」と容疑を否認していることが新たにわかりました。 警察は、長藤容疑者が2人以外にも報酬を支払っていた可能性も視野に、調べを進めています。

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