美唄市の元課長補佐が業者側の男と一緒に工事代金を水増し請求し再逮捕された事件で元課長補佐が落札された金額を下回る工事をするよう指示していたことがわかりました。 美唄市上下水道課の元課長補佐=本田強志容疑者53歳と市内の外構工事会社シンセイ建設の社長=廣島慎也容疑者53歳は共謀して去年5月、落札した市の水道工事の費用およそ700万円を水増し請求し市に損害を与えた疑いが持たれています。 警察によりますと逮捕容疑の工事はシンセイ建設が445万円で落札していますが、本田容疑者はこれを下回る300万円程度の工事にとどめるよう指示していたということです。その上で、会社はおよそ1000万円を市に請求していることから警察が詳しい経緯を調べています。 本田容疑者は市発注の別の水道工事をめぐる贈収賄事件で入札情報を漏らし、別の工事会社から賄賂を受け取ったとして逮捕・起訴されています。