TOEICだけじゃない。外国人に替え玉受験されやすい試験のいかにも日本的な共通点

日本で実施されている試験で、外国人による不正が相次いでいる。英語の能力を測る日本生まれの試験「TOEIC」で「替え玉」役と見られる京都大学院生が5月に逮捕されたほか、日本語関連の試験でも昨冬以降ベトナム人による不正・逮捕が続発した。 いずれも組織犯罪の疑いが濃く、日本の不正対策の緩さが指摘されている。ただ、TOEIC870点のスコアを持ち、日本語能力試験(JLPT)講座で講師を務めた経験がある筆者からすると、これら日本生まれの試験そのものに不正をしやすい構造があり、AI(人工知能)と通信機器技術の進展を考慮すると、監視強化だけでは足りず、試験方法の抜本的な見直しを取るべきだと考えている。

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