現職県議の逮捕にまで及んだ桐生市役所の建て替え工事をめぐり、市議会の議員が現状を把握しようと24日会合を開きました。 市役所新庁舎の建て替え工事をめぐっては特定の業者が有利になるよう入札公告案を不正に修正させたとして、県議の相沢崇文容疑者ら4人が先週、警察に逮捕・送検されています。また市は、入札価格や技術評価点などを審査する総合評価落札方式を今回初めて採用し、このうち技術評価点が落札の決め手となったとみられています。 24日の会合には市議会の人見武男議長をはじめ各会派の市議など8人が出席し、市の職員に請負契約の経緯などを聞き取りました。 議員からは、森山副市長や市の幹部職員で構成する指名選考委員会が問題となっている入札公告の「技術評価点」を決めていたとして議事録の有無を確認する質問が出されました。これに対し市の職員は、「過去の指名選考委員会でも記録をとっていなかったため今回も作らなかった」と答え選考時の議事録がないことを明らかにしました。 このほか、森山副市長は今月19日以降、出勤せず休んでいることが明らかになりました。