オレオレ詐欺で高齢者から現金をだまし取ったなどとして、指定暴力団「道仁会」傘下組織の組員や当時中学生の少年など男女6人が逮捕されました。 詐欺などの疑いで逮捕されたのは、福岡県久留米市に本拠を置く指定暴力団「道仁会」傘下組織の組員・川島魁斗(かわしま かいと)容疑者(23)、いずれも福岡県内に住む無職・A男(20)、無職・B女(19)、無職・C男(19)、当時中学生のD男(15)、専門学生・E男(19)のあわせて6人です。 福岡県警、宮城県警、警視庁、三重県警の共同捜査によりますと、川島容疑者ら6人は氏名不詳の人物らと共謀し、 1)今年1月15日、氏名不詳の人物が埼玉県内に住む男性(当時89)宅に電話をかけ、男性のいとこになりすまし、“会社で現金を必要としている” “代わりに行く知人に現金を渡してほしい”などとウソを言い、知人になりますましたE男(19)が男性宅を訪れ、現金80万円を受け取り、だまし取った疑い 2)今年1月19日、氏名不詳の人物が神奈川県内に住む女性(当時87)宅に電話をかけ、女性の息子になりすまし、“既婚女性を妊娠させて示談金が必要” “示談金交渉を行う弁護士の息子に現金を渡してほしい”などとウソを話をし、女性宅の前の路上で、弁護士の息子になりましたD男(15)が女性から現金140万円を受け取り、だましとった疑い 3)今年1月21日、氏名不詳の人物が東京都内に住む女性(当時80)宅に電話をかけ、女性の息子になりすまし、“電車内にカバンを忘れ会社に損失を出してしまった” “至急現金を必要としている” “代わりに行く同僚に現金を渡してほしい”などとウソの話をし、女性宅の前の路上で、同僚になりすましたD男(15)が女性から現金450万円を受け取り、だまし取った疑い が持たれています。