詐欺被害未然防止へ“広報キャスター” 石川の民放アナウンサーに委嘱状

多発する詐欺被害を防ぐため、放送局のアナウンサーが一役買います。石川県警察本部では26日、「いしかわ詐欺ゼロ広報キャスター」の委嘱式が行われました。 「いしかわ詐欺ゼロ広報キャスター」は、県内で急増する特殊詐欺などの被害を未然に防ぐため、民放各局のアナウンサーが発信力を活かして広報と啓発活動を行います。 県内では2025年に入って5月末までに、およそ6億1800万円の特殊詐欺被害が確認されていて、過去最高額だった2015年の年間の被害額をすでに上回っています。 北陸放送からは久々江龍飛アナウンサーが委嘱され、警察官を装ったオレオレ詐欺がどのような手口でかかってくるかを体験しました。 体験の様子 「北陸放送の久々江です」 警察「石川県警の○○と申します。あなたにマネーロンダリングの疑いがかかっている。捜査に協力しないと逮捕することになる。あなたの持っている口座や資産について全部教えてもらう必要がある」 久々江龍飛アナウンサー「これは詐欺だと判断できる知識を身に着けてほしいです。」 「いしかわ詐欺ゼロ広報キャスター」の任期は2026年3月末までです。

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