捜査書類に虚偽の内容を載したとして5月に逮捕され、その後起訴された50代の警察官について、静岡県警は停職3か月の懲戒処分を下しました。警察官は6月26日付で依願退職しました。 停職3か月の処分を受けたのは浜松中央警察署の交通第一課に所属する56歳の警部補です。 警部補は5月12日、浜松市内の国道で単独事故を起こした車の運転手が現行犯逮捕された際、虚偽の内容を記載した査書類を作成したとして、これまでに逮捕・起訴されていました。 県警の聞き取り調査に対し、警部補は犯行を認めた上で動機について、消極的な捜査をすることで上司から叱責されたくない、通常逮捕にかかる手間を避けたかったなどと説明しているということです。 警部補は6月26日付で依願退職しています。 県警監察課は、事故を起こした運転手を逮捕したこと自体は違法でないことや、過去の処分事例などを勘案して停職3か月の処分を判断したとしています。 県警の警察官が懲戒処分を受けるのは2025年に入って5人目です。