4千万円の詐欺被害 警察官や検事かたる手口 山口県の70代女性が振り込む

山口県警岩国署は26日、警察官などをかたる特殊詐欺で山口県和木町の70代の無職女性が現金4千万円をだまし取られたと発表した。 同署によると、5月9日、女性方の固定電話に着信があり、デジタル庁の職員を名乗る男から「あなたの携帯電話が不正に契約されている。詐欺や資金洗浄の容疑がある」などと言われた。さらに警視庁の警察官を名乗る男からLINE(ライン)のビデオ通話などで警察手帳や逮捕状のようなものを見せられた。また、東京地検の検事を名乗る男からは「身の潔白を証明するため」として送金を求められた。 女性は同22日から6月3日までの間、12回にわたって指定された銀行口座に現金を振り込み、2回にわたり自宅付近で男に現金を手渡した。

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