外国産の鶏肉を「国産」と偽って東京都内にある小学校の学校給食に納品していたとして、食肉販売会社の社長2人が逮捕されました。 逮捕されたのは、新宿区の食肉販売会社社長・並木建造容疑者(41)と、小金井市の食肉販売会社社長・木村耕治容疑者(44)です。 並木容疑者らは去年11月、府中市の学校給食センターに南米産などの鶏肉211キロを「宮崎県産」と偽って納品した疑いがもたれています。 並木容疑者は府中市の入札に参加した際に「国産」と偽るため、うその証明書を提出していたということです。 警視庁によりますと、この鶏肉は市内22の小学校で学校給食として提供されていましたが、去年11月、警視庁などに情報提供があり、府中市が行った検査で外国産であることが判明したということです。 警視庁は2人の認否を明らかにしていませんが、これまでに産地を偽り4800万円分の鶏肉について、国産の価格で府中市に納品していたとみて調べています。