俳優の谷原章介(52)が27日、MCを務めるフジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月~金曜前8・14)に出演。発生から3年となった大分県別府市の大学生2人死傷ひき逃げ事件について言及した。 大分県警は今月2日、同県別府市で2022年6月29日に起きた大学生2人死傷ひき逃げ事件で、道交法違反容疑で重要指名手配された八田与一容疑者(28)について、殺人と殺人未遂の容疑を追加し、新たに逮捕状を取得したと発表した。遺族や支援者が容疑の変更を求めていた。 県警は、走行実験や防犯カメラの解析などにより、殺意の立証に必要な証拠を得られたと説明。福岡弘毅刑事部長は「県警の総力を挙げて、一日も早く容疑者の発見、検挙に努めたい」とした。 道交法の救護義務違反の罪の公訴時効は7年だが、殺人罪は時効がない。 遺族は「捜査体制がさらに強化され、逮捕に向けてより一層の進展が期待されます。引き続きどんなささいな情報でも構いませんので、逮捕にご協力いただけますよう心よりお願い申し上げます」とのコメントを出した。 谷原は「もう3年経つのかという思いとともに、被害者の方、そしてそのご家族、ご遺族の方からしたら、毎日毎日亡くしたご家族のこと、そして八田のことをずっと思い、なんてつらい日々なんだろうと思いますよね」と言い、「毎日事故で亡くなったりする方がいらっしゃいますけども、これはあくまで事件」と指摘。 そして「今回、警察が殺人(容疑)を追加したわけですけれども、僕自身ハンドルを握る人間としてどうしてこんなことができるのかと本当に信じられないですね」と厳しい表情で話した。