警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は27日、東京都新宿区歌舞伎町1のオンラインカジノ店「RIZIN(ライジン)」責任者、山岡泰洋容疑者(41)=新宿区新宿7=ら従業員5人を、常習賭博容疑で現行犯逮捕したと発表した。いずれも容疑を認めているという。 逮捕容疑は25日、店内に設置したパソコンで、海外のカジノサイトにアクセスし、客にバカラ賭博などをさせたとしている。20~80代の男性客7人も単純賭博容疑で現行犯逮捕された。 警視庁によると、パソコン24台や現金約810万円、約5400人分の顧客名簿が押収された。1日平均約70~80人の客が出入りし、45億円以上の売り上げがあったとみている。新規顧客の紹介料として賭けに使えるポイントを付与したり、軽食などを無償提供したりして客を集めたとみられる。 2024年11月、マッチングアプリで知り合った男性から現金をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」の疑いで逮捕された女性が、「カジノで約8000万円を使った」と供述したことから浮上した。【長屋美乃里】