集合住宅に侵入し、女性の手首を縛って性的暴行を加えるなどしたとして、大阪府警は28日、大阪市東成区大今里南5丁目の無職山下高志（44）と、東大阪市森河内東1丁目の会社員相馬崇司（32）の両容疑者を不同意性交致傷や逮捕監禁などの疑いで逮捕したと発表した。いずれも容疑を認めているという。 捜査1課によると、2人は面識がなく、女性に暴行を加える目的で集まったという趣旨の供述をしており、互いにSNSで連絡を取り合っていたという。相馬容疑者は「（性的暴行を）一度してみたい欲があった」と話しているという。 逮捕容疑は共謀して6月中旬の深夜、大阪府内の集合住宅で背後から20代女性の口をふさぎ、「殺されたいんか」などと脅迫。室内に侵入後、刃物のようなものを突きつけ、手首を縛って性的暴行を加えるなどした疑いがある。女性は全治7日間のけがを負った。 この間、20代男性がこの部屋に帰宅しており、男性の手足を縛るなどして監禁した疑いもある。 集合住宅はオートロック式で、2人は別の住人が解錠した際に侵入したとみられる。付近の防犯カメラには2人のほかに別の男も映っており、府警は3人で暴行を加えた疑いがあるとみて男の行方を追うとともに、3人が知り合った経緯も捜査している。（岡田真実）