東京・池袋の高層ビル「サンシャイン60」で男性が刺され死亡した事件。最新情報をフジテレビ社会部・松崎遥記者がお伝えします。 男の動機について新しい情報が入ってきました。逮捕された男は、被害者と「人間関係のトラブルがあった」という趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。 捜査関係者によりますと、逮捕された50代くらいの男と被害者の男性は、事件の現場となった「アディーレ法律事務所」の同僚で、容疑者の男と被害者の男性はともに、この日は朝から出勤していたとみられています。 ──男の犯行は計画的だった? 警察署から出る男の映像を見ると、紺色のポロシャツには血痕が付いているようには見えません。 ただ、包丁を複数回振り下ろして首を刺したということで、強い殺意があった可能性があります。 さらに男は、逮捕直後、「刺したことは覚えていないが、気が付いたら刺していた」などと衝動的な犯行ともとれる供述をする一方で、その後の調べで、「人間関係のトラブルがあった」という趣旨の内容も話していることから、何らかの恨みを募らせたことも考えられます。 ──男の犯行後の行動について分かっていることは? 男はJR池袋駅前の交番に凶器とみられる包丁を持って出頭しました。 現場のサンシャイン60のすぐ近くにも交番があるにもかかわらず、なぜ徒歩10分の距離にある交番まで移動したのかなど、男の行動の理由についても警視庁が詳しく調べる方針です。