「逮捕状が出ている」警察官や検察官を名乗るニセ電話 約1300万円振り込みだまし取られる 29歳女性が被害 福岡

警察官や検察官を名乗る人物からの「逮捕状が出ている」などのニセ電話を信じ、福岡市の29歳の女性が現金1300万円あまりをだまし取られていたことがわかりました。 中央警察署によりますと5月31日、福岡市中央区の無職の女性(29)の携帯電話に着信があり「電話が停止される」旨の自動音声が流れました。 その後、携帯電話会社を名乗る男から「警察が捜査しているので利用を停止する」と言われた後、警視庁捜査二課を名乗る男につながり、通話アプリをダウンロードするように指示されました。 女性はダウンロードした通話アプリで検察官を名乗る女などから「あなたに逮捕状が出るかもしれない」「あなたの資金を調査する」「無実が証明されたら現金は返す」「まだ調査の必要がある」「保釈保証金を払えば、勾留されない」などと言われたため、6月2日から18日にかけて4回にわたり、指定された口座に現金合計1328万円を振り込んでだまし取られたということです。 警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに、 ▽警察官をかたるニセ電話詐欺に注意しましょう ▽警察官が「SNSで事件の内容を伝えること」「お金を送金させること」はありません ▽「資金洗浄(マネーロンダリング)」「逮捕状」「犯人を逮捕したら…」「SNSで取調べ」「資金調査」の言葉が出たら、電話をすぐに切りましょう と注意を呼びかけています。

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