闇バイトで実行役を募り、知人女性に性的暴行を加えたなどとして、警視庁捜査1課は強盗・不同意性交や住居侵入などの疑いで、いずれも職業不詳で、住居不詳の松田烈容疑者（27）と、実行役の住居不定、山本礼哉容疑者（25）を逮捕した。松田容疑者は「何も話すことはない」と話し、山本容疑者は容疑を認め、「お金に困って闇バイトに応募してやった」などと話している。 捜査1課によると、松田容疑者がインターネット上の掲示板で「性的暴行してくれる人を募集」などと書き込み、山本容疑者が応募。松田容疑者が報酬を与える約束をしたうえで、山本容疑者に犯行の具体的な内容を指示していた。山本容疑者は「下水道の点検で、風呂場を確認したい」などと女性宅を訪れて犯行に及び、犯行後には「通報したら殺すぞ」などと脅して現金1万円を奪っていた。 防犯カメラなどの捜査で山本容疑者が浮上。山本容疑者の供述や携帯電話の解析で松田容疑者が浮上した。女性と松田容疑者は知人関係で、捜査1課は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて捜査している。 逮捕容疑は6月2日深夜、東京都板橋区の20代女性のマンション一室に侵入し、わいせつな行為をした上、現金1万円を奪ったとしている。