「月利5~10%の高配当、元本は1年後戻る」と無許可で860万円集める 出資法違反容疑で59歳の男ら2人を逮捕 同様手口で200人以上から15億円以上集めたか

2022年、元本保証をうたって無許可で、札幌市内に住む男女3人から出資金860万円を集めたとして、59歳と46歳の男2人が逮捕されました。 出資法違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市南区に住む会社役員の田口真也容疑者(59)と札幌市豊平区に住む自称・自営業の西川誠和容疑者(46)です。 2人は、2022年8月ごろから10月ごろまでの間に、国の許可を得ずに元本保証と配当金の支払いを約束して、札幌市に住む男女3人から合計860万円を業務として預かった疑いが持たれています。 警察によりますと、田口容疑者は相続手続きのサポートを行う会社の代表で、西川容疑者は当時、この会社の契約社員として預り金の勧誘を担当していました。 2023年11月に、田口容疑者らに金を預けていた人から「高配当と元本保証を約束され預けたが、配当がストップした上に元本の返却がない」と警察に相談があり、警察は捜査に着手。 被害者への聞き取りなどから容疑が固まったとして警察は2日、2人を逮捕しました。 被害にあった男女3人は、それぞれ知人から「高配当をもらえる預け先がある」と話を聞いたのをきっかけに、西川容疑者から「現金を預けることにより月利5~10%の配当を受け取れて、元本は1年後に戻ってくる」と勧誘を受けました。 3人は、それぞれ160万円から400万円の現金を預けたところ、はじめの1、2か月は配当があったものの、それ以降の配当はなく、元本も返却されなかったということです。 警察は、田口容疑者と西川容疑者が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。 2人は他にも同様の手口で200人以上から総額15億円以上を預かったとみられています。 警察は、預かった金の使い道や他に共犯者がいないか詳しく調べています。

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