仕事の関係先の会社に置き忘れられたスマートフォンを持ち去り、そのスマートフォンを使って電子マネーをだまし取ったとして、23歳の会社員の男が逮捕されました。 電子計算機使用詐欺と遺失物横領の疑いで逮捕されたのは、岡崎市の会社員・高橋捷弥人容疑者(23)です。警察によりますと、高橋容疑者は2025年1月8日、仕事で出入りしていた岡崎市にある工場のトイレで、この工場に勤める男性(63)が置き忘れたスマートフォン1台を正規の届け出をせず持ち去り、男性のスマートフォン内にあった電子マネーのアカウントから2回にわたり、計18万1200円分の電子マネーを自身のアカウントに送金し、不法に利益を得た疑いが持たれています。男性が置き忘れたスマートフォンは、画面ロックが設定されていなかったということです。 スマートフォンを置き忘れた男性が1月11日に、別の新しいスマートフォンから電子マネーのアカウントにログインすると、1月8日に知らないアカウントに計18万1200円分の電子マネーが送金されていたことに気が付き、警察に相談。電子マネーのアカウント情報などから、容疑者の特定に至りました。 警察の調べに対し、高橋容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。