愛媛県新居浜市の女性が、福岡県警の職員を名乗る男から事件に関わっていると電話でウソを言われ、逃走資金を押さえることを口実に現金80万円をだまし取られました。警察が被害届を3日に受け、特殊詐欺事件として捜査しています。 被害にあったのは新居浜市内に住む自営業の女性(30代)です。 警察によりますと女性は6月27日、携帯電話に「携帯電話が2時間以内に利用できなくなる」と自動音声ガイダンスの電話があり、指示に従って操作すると携帯電話の社員を名乗る男とつながって、「あなた名義の携帯電話から多数の迷惑メールが送信されている」とウソを言われました。 このあと福岡県警の職員を名乗る男から電話がかかり「逮捕した犯人から携帯電話を押収し、あなた名義のものがあった」と事件との関係をでっちあげられ、逃亡資金を押さえることを口実にされて、指示通り現金80万円を指定された口座に振り込みだまし取られました。 自動音声ガイダンスの電話は「+」で始まる国際電話の番号で着信があり、福岡県警との通話ではビデオ電話に誘導されて、女性の名前が記載された逮捕状のようなものを見せられたということです。 警察は特殊詐欺事件として捜査していて、警察官を名乗る電話があった場合は、警察官の所属や名前を確認したあと一旦電話を切り、警察相談電話。