12日午前9時ごろ、警察署で目撃されたのは、捜査員に付き添われて険しい表情を浮かべる男。 自称・建築会社役員の吉川清一容疑者（54）です。 事件は10日午後1時半前、パトカーが交通違反した車を発見。 運転していたのは、酒を飲んだ状態の吉川容疑者でした。 警察官が職務質問しようとしたところ、吉川容疑者は急発進。 パトカーが追いかけますが、これ以上は危険と判断し、追跡は打ち切られました。 しかし、その直後のことでした。 パトカーの追跡を逃れた吉川容疑者は、東京・江戸川区で自転車で横断歩道を渡っていた10代の女性をはね飛ばし逃走。 さらにその1分後、再び事故を起こします。 交差点に差しかかった吉川容疑者は、赤信号を無視して交差点に進入。 そこに走ってきた20代の女性が運転する車と衝突したのです。 被害に遭った女性2人は、それぞれ軽いけが。 警視庁の調べに対し、吉川容疑者は「酒を飲んで交通事故を起こしたことは間違いありません」と容疑を認めています。