横浜市立小学校の教諭が、盗撮した動画をSNSで共有した事件。 これを受けて、市教委がすべての市立小学校の校内を点検したところ、カメラといった不審物はなかったことが、市教委への取材で7日、分かりました。 横浜市教委によりますと、市立小学校の教諭、小瀬村史也容疑者は、ことし1月頃、県内の施設で女子児童の下着を撮影し、その後、動画をSNSのグループチャット内で共有した疑いで、愛知県警に逮捕されました。 事件をめぐって、市教委が6月30日、505校のすべての市立学校に対し、校内で着替えを行うような教室やトイレなどに、カメラといった不審物がないか複数人で点検するよう指示していました。 点検結果が7日にまとまり、市教委によると、カメラなどの不審物は確認されなかったということです。 また、点検に伴い、市教委は、児童生徒への相談窓口の周知、通信機器の私的利用の禁止、撮影データの管理徹底を求めました。 一方、市は事件の事実関係を引き続き調べるとともに、第三者委員会を立ち上げて再発防止策を検討するとしています。